第51回日本伝統工芸近畿展の制作風景

早くも2月後半。

みなさま元気にお過ごしでしょうか?

こちらは近所の梅の蕾が少しづつふくらみはじめましたよ♪

暖かい陽射しまでは、もう少しの辛抱でしょうか・・・

 

極寒の1月に制作していた公募展作品の入選通知が無事に届きましたので、その制作風景の一部を今回ご紹介します。

(*会場での展示は京都髙島屋で4月予定です。こちらのサイトのインフォメーションやブログからも会期が近づきましたらご案内してゆきます!)

 

                

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〈第51回伝統工芸近畿展に出品に向けて制作〉

今回は、私の作品の*装飾*の部分で新たに試みた「プラチナ彩」をご紹介。

「チョーク描き後にプラチナ彩」

チョークとは、陶芸の原料を用いて自分で研究・調合したパステルのような描き味のものです。筆は使わずに描いているのが私の作風の一番の特徴です。

花を描いてから釉薬(焼成するとガラス質になるよう原料を調合したもの)を施して窯に入れ1230度で焼成。

その後、プラチナ成分の液を塗る準備作業。マスキングテープでデザインを考えながら決めていきます。

★赤茶色のテープでデザインを決め、それを黄色のテープで囲う

正面。

花の動きの流れに繋がりをもたせながら、表面と裏面で違うデザインになるよう心がけてます。

展示会場によっては360度見ていただくのが難しいかもしれませんが、「どちらも正面!」と言えるくらいの気持ちで全面描いてます。

プラチナ(白金液)彩色。

筆で液体を塗るこの時点ではまだ黒っぽいです。塗り終えたらマスキングテープをはがし、窯に入れ750度で焼き付けるとマットな銀色に仕上がり完成。

 

花を具象的に描いてますが、デザイン要素を加えて抽象的に全体のイメージをふくらませてみたいと思いました。

・・・表現の模索・展開は今後も課題となりそうです~☆

     チョーク描偏壺「昇華」

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日本伝統工芸近畿展は、陶芸を含む7部門にわたる近畿在住の人間国宝と工芸作家の入賞・入選作品が一堂に観られる展覧会。

会場にて実物を観ていただけたら嬉しいです。

引き続きどうぞご注目ください☆彡

 

 

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